猫島ハウスの騒動
猫がいっぱい出てくるというから、ついつい買ってしまったのですが、思いっきりコージー・ミステリしてて楽しかったです。
神奈川県の葉崎半島の先にぽつんとある砂渡(さわたり)島、通称猫島は一周500メートルほどの小さな島。30人ほどの人間と100匹以上の猫が暮らし、数年前から猫の楽園として名を馳せている。そんな猫島で、猫とナイフ事件だとか、海に人間が降ってくる事件といった珍事件が起こり、島はてんやわんやの大騒動……。
猫アレルギーの刑事やら、あんまりやる気のないすっとぼけた巡査やら、危ないくらいにサバサバした性格のロマンス小説翻訳家やら、登場人物ひとりひとりが個性的でとにかく楽しいお話です。でもドタバタではなくて、そのへんのさじ加減がいいですね。猫の使い方も変に現実離れしていなくていい感じです。
カバーの「著者の言葉」によると、登場する猫のうち8割方の名前は、小説や映画に出てくる猫からとったそうですが、えー、猫好きではあっても猫バカ、猫マニアでないわたしにはほとんどわかりませんでした。猫クレイジーな方、あとでこっそり教えてください。
■書誌情報
『猫島ハウスの騒動』若竹七海/カッパ・ノベルス(2006.07.25発行)
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